ディクテーションは「TEDICT」できまり!使い方からオススメ勉強法までわかりやすく解説

いらっしゃいませ、ひのそうです。
みなさんは洋画を見るときは吹き替え派ですか?それとも字幕派ですか?私はかつて字幕派でした。理由は単純で、登場人物の早口な英語を聞いても何言ってるのかわからなかったから。

今では私は字幕も吹き替えもいらない派になりました。そんな宗旨変えがなされたのはきっとこのアプリのおかげです。今日は私が英語学習に利用しているアプリ、TEDICTを紹介します。

この記事を読んだらトクする人
  • 英語のリスニングに自信がない人
  • なんとなく聞き取れるけど、内容がわからない人
  • TOEICの勉強を頑張っているのに、英会話できる気がしない人

紹介するもの

この記事で紹介するのは、”TEDICT”です。

TEDICTは英語のトレーニング方法の一つ、ディクテーションを効率的に行うためのアプリです。みなさんはディクテーション、と呼ばれる勉強法をご存知でしょうか?
英語で書くとdictation。書き取るとか、書き留める、といった意味ですね。このディクテーション、語学習得に際してとても大きな役割を果たすんです。

ディクテーションが私達にもたらすメリットはたくさんあります。なかでも以下3つがとても大きいと考えています。とにかく気づきが多いんです。

  • 聞けると言えるは違うことに気づける。
  • “なんとなく分かった”をなくせる。
  • 自分の間違った理解に気づける。

とはいえこのディクテーション、初めてのかたにはちょっとハードルが高いのも事実。
教材を用意して、音声を聞いて、音声を書き取りして、スクリプトをみて、相違点を洗い出して。。。といった具合にたくさんの工程が必要になります。TOEICの勉強とはまた毛色が違うんですよね。
そんなディクテーションのハードルをなくしてくれる、とっても便利なアプリがTEDICTです。

TEDICTサムネイル

ディクテーションは、様々な効果が期待できます!英会話の発音改善にも役立ちます。役立てる方法はこちらの記事にまとめています。

あなたが英会話できるようになるために必要なたった3つの知識【発音編】  

特徴

  • 必要な機能がそろっている
  • 参照する教材が良い
  • 様々なデバイスで利用可能

必要な機能がそろっている

このアプリ、ディクテーションに必要な機能が全部あるんです。具体的にあげてみましょう。

  • ビデオの再生
  • 音声の書き取り(ディクテーション)
  • 音声の録音
  • オーバーラッピング
  • シャドーイング

上3つが最低限ディクテーションに必要な機能かなと思います。また、下2つの勉強法(ーオーバーラッピング、シャドーイング)もそれぞれ有用なトレーニングです。見ての通り、ディクテーションの範囲に収まってないですね笑

TEDICTを利用すると、ディクテーションのみならず、他の勉強法もカバーできます。つまり、一つの教材に対してたくさんのアプローチができるということです。教材に対する理解も深まり、英語の力が総合的に伸びていくことに繋がります。

参照する教材が良い

TEDICTってなんだか聞いたことあるような気がしませんか?そうなんです。TEDICTはTED+Dictation。Tedictを利用することで、ディクテーションを通してTEDのビデオに触れることができるんです。

様々なデバイスで利用可能

TEDICTはAndroidでもiOSの両方に対応しています。携帯でも、タブレットでも利用できます。

よいところ

Good:)
  • とにかくディクテーションが捗る
  • トピックが豊富、自分の好きなジャンルのコンテンツを選べる
  • 安価

とにかくディクテーションが捗る

本当にディクテーションが捗るんです。TEDICTには2つの機能が用意されています。TEDICTとTEDICTisyです。

TEDICTはすべての単語を聞き取り、入力していきます。しらない単語や発話者のクセなどもすべて拾う必要があります。動画の内容によってはかなりレベル高いです。中級者~上級者向けですね。

TEDICTisyは動画内の音声が予め単語として用意されています。聞こえてきた音声に従って適切に配置していく単語パズルのような機能です。TEDICTと比べると、難易度がぐっと下がるので、初学者の方でも取り組みやすいとおもいます。

TEDICTのメイン画面。画像下部にいくつかボタンが配置されている。こちらから機能を選択。
TEDICT機能でのディクテーション画面。すべての音声を聞いて、書き取りしていくスタイル。
TEDICTisy機能でのディクテーション画面。予め単語が用意されていて安心。

トピックが豊富、自分の好きなジャンルのコンテンツを選べる

TEDICTには本当にたくさんのトピックが用意されています。動画のカテゴリだけでも50以上はあります。Youtubeで1000万回再生超えたような超有名なTED動画から、身の回りの知識をアニメーションを用いて解説しているTed-EDまで幅広いジャンルがカバーされています。

英語の知識だけではなく、教養も一緒に手に入れることができてしまうんです。

トピックを選択する画面。バラエティ豊富で楽しい。

私は食べることが好きなので、もっぱら食にまつわる動画ばかりディクテーションしています。ですので、単語の知識が食にとっても偏っています笑

安価

ワンコインです。こんなに便利で素晴らしいアプリがたったのワンコインです。言いたいことはたった一つ。開発者さん、ありがとう。

よくないところ

Not good:(
  • PC版やモバイル版はやや使いづらいかも
  • 難易度はやや高め。

PC版やモバイル版はやや使いづらいかも

PC版やモバイル版はやや使い勝手が悪いかもしれません。PC版は現状公式なサポートがないみたい。AndroidアプリをPC上でエミュレートして利用することになりそうです。モバイル版は動作は問題ないのですが、ディクテーションの特性上、書き取りしたワードの入力がややしんどいかもしれません。

私はiPadにTEDICTをインストールの上、外部キーボードを接続して利用しています。とっても快適です。
私が利用しているキーボードについてはこちらの記事で紹介しています。

難易度はやや高め

難易度はやや高めです。扱っている教材がTEDということ、ディクテーションが中上級者向けのトレーニングであることから、初学者には少々難易度が高いかもしれません。
TEDICTisyなど難易度を調整しながら、自分の興味のあるトピックを選んで勉強するのがよいかと思います。

おすすめの利用方法

TEDICTを使ったおすすめ勉強方法を紹介します。

  • 素材選び
  • ディクテーション
  • 振り返り

素材選び

まずは自分の興味のある素材を選びましょう。

あなたが興味のある分野の動画でかまいません。私のおすすめは3~4分程度動画です。動画が長すぎると、途中で挫折してしまうこともままあります。短めの動画から始めるようにしましょう。

トレーニングとしては1時間程度で終わるくらいの量がちょうど良いと考えています。最初のうちは何本かトライしてみて、自分が3分の動画にどの程度時間を要するのかを把握しましょう。後の成長を測る目安にもなりますよ。

ディクテーション

素材を選んだら、ディクテーションをはじめましょう。大丈夫、難しいことは何もありません。

上述の通り、TEDICTとTEDICTisyと呼ばれるモードが用意されています。みなさんの実力に併せて自分にあっている方を選びましょう。もちろん、併用してもOKですよ。

わからない単語などあれば”Vocabulary”辞書に単語登録することもできます。わからない単語がでてきたときは、辞書に登録しておいて一旦先に進めましょう。やり終えることを優先するのが良いと思います。

TEDICTではおよそ10秒程度毎に区切ってディクテーションを行います。

振り返り

ディクテーションが終わったら、振り返りをしっかり行いましょう。

振り返りたいのは主に以下の2点です。

  • 自分の聞ける音はどんな音なのか、自分の聞けない音はどんな音なのか。
  • 自分の理解した内容とスクリプトの内容に差はないか。

数回ディクテーションを繰り返していると、自分の得意・不得意の傾向が見えてくるようになります。自分の不得意を優先的に対処するようにしましょう。自分の得意は英語学習をつづけていれば、自ずと伸びていきます。

まとめ

TEDICTでディクテーションのトレーニングをはじめて一年以上たちます。最初のうちは戸惑っていましたが、慣れるとだんだん楽しくなってきました。

週1本くらいのペースでディクテーションをおこなっていました。効果を実感し始めたのは3ヶ月ほどたったあとのことです。3ヶ月を超えたら成果が実感できて自身にも繋がります。TEDICTを上手に利用できればスキルアップ間違いなしです。一緒にがんばりましょう!

それではまたお会いしましょう。お付き合いいただきありがとうございました。

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ひのそう

ひのそう

やりたいときに、やりたいことを。 都内の大手内資企業で働くデータサイエンティストが、人生を3mm豊かにする情報を発信します。 旅行が好き→(ほぼ)世界一周達成 旅先で話したいので英語を勉強→TOEIC950達成 たくさん旅行したい→2021年、陸マイラーデビュー Twitter:@hinosou_mairu

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